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考え方・価値

AIと前回の続きから働くために、残しておきたいこと

前に渡した資料が残っていても、仕事の前提は変わります。経緯と現在地を分けて持つことから、AIとの仕事の継続性を考えます。

Steven Wong

先週、AIと相談しながら提案をまとめた。数日後に続きを始めると、また目的や関係者から説明することになる。説明を省こうと以前の会話を渡しても、その間に変わった条件を追記しなければならない。こうした準備が続くと、相談を再開するだけで一仕事になってしまいます。

私がLyqaで扱いたいのは、この仕事の続きに戻るための負担です。以前のやり取りを残すことに加え、そこから何が変わったかまでつながっていてほしいと考えています。

昔の正しい答えが、今も正しいとは限らない

たとえば、前回は「予算が確定したら発注する」と決めたとします。その後、予算は確定したものの、納期の条件が変わった。以前の結論だけを取り出すと、すぐ発注してよいように見えます。判断に必要なのは、前回の結論が成立していた条件と、その後の変化です。

このとき、古い会話を消してしまうと、なぜ発注を待っていたのかが分からなくなります。一方、過去と現在を同じ重さで並べると、どちらに従えばよいのか迷います。経緯を保ちながら、今使う前提を区別しておく必要があります。

残す情報 続きを始めるときの役割
前回の判断と理由 何を前提に決めたか分かる
その後の変更 再確認する条件が分かる
現在の未決事項 今回考えることが分かる

資料をたくさん渡しても、この関係が曖昧なままでは、読む側が毎回組み立て直すことになります。会話が長いほど安心できるとも限りません。取り消した案や途中の仮説が、現在の方針に混ざることも考えられます。

「覚えている」を、仕事の状態で確かめる

AIが以前の話題を言い当てたら、次に、その後の変更を反映できているか確かめたい。誰が決めたのか、いつの情報なのか、まだ確認できていないことは何か。説明の自然さに加え、こうした問いに根拠をたどって答えられることが大切です。

また、変更が見つからない場合も、何も変わっていないと決めつけることはできません。確認できた範囲と時点が分かれば、人は足りない部分だけを補えます。「この日以降は未確認」と分かることも、再開を助ける情報です。

仕事を引き継ぐための記憶には、現在地を更新する仕組みが必要です。 Lyqaでは、会話や資料の経緯をつなぎ、前回までの判断と新しい変化を見ながら、続きを考えられる状態を目指しています。

次にAIとの相談を再開するときは、「前回の結論」「その後に変わった条件」「今回決めたいこと」を短く並べてみてください。毎回書き足している部分が、今の情報の持ち方で引き継げていないところです。

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