最初の試用では、最近困った一場面を選ぶ
「情報をまとめたい」から一歩進めて、誰が、どこで止まり、何が分かれば進めるかを決める。試用で確かめるテーマを具体化する方法です。
Steven Wong「背景が分かる」「散らばった情報をまとめられる」。そう聞くと便利そうでも、自分のどの仕事で試せばよいかは、まだ浮かばないかもしれません。Lyqaの説明を考える中でも、具体的な困りごとから話を始める必要を感じています。
試用のテーマを決めるなら、最近実際に止まった一場面を選ぶと、何を確かめるかが見えてきます。
最後に手が止まった場面を書く
まず、担当者、進めようとした仕事、止まった理由を一文にします。例えば「担当者が見積もりを出そうとして、対象範囲を決めた経緯が見つからず止まった」。これは書き方の例で、実際には自分のチームで起きた場面を使います。
「情報共有が大変」だけでは、何が改善すればよいかを決めにくいからです。
| 広い困りごと | 試す一場面への絞り方 |
|---|---|
| 過去の話を探すのが大変 | 見積もりの範囲を決めた理由を探す |
| 引き継ぎに時間がかかる | 引き継いだ案件の未決事項を確かめる |
何が分かれば進めるかを決める
次に、必要な情報と、その後にする作業を書きます。見積もりの例なら、合意した範囲と根拠を確認し、見積書の対象項目をそろえることです。根拠となる会話や資料がどこにあるかも確かめます。
対象範囲そのものが未決定なら、試用の到達点は「見積もりを完成させる」まで置けません。何が未決定で、誰に相談すればよいかを確認するところまでにします。
試す前の進め方を残しておく
普段はどの資料を探し、誰へ何を質問しているかを短く記録します。その場面で試用した後、探し直した箇所や人への確認がどう変わったかを比べられます。回数や時間を記録する場合も、同じ種類の仕事で比べます。
最初の一場面は、頻繁に起きるか、困っている人が実際に確認へ参加できるか、使う情報の範囲を決められるかで選ぶと扱いやすくなります。困りごとが似ていても、担当者や資料の条件が違うものを一度にまとめすぎないことが大切です。
試用の相談には、「この人が、この作業で止まる。これが分かれば先へ進める」という一文を持ってくる。そこからなら、試す情報と確認方法を具体的に決められます。