みんなが誰かを待っている案件で、次の一手を決める
営業、制作、開発がそれぞれ動けずにいるとき、仕事の開始条件をつないで、最初に確認する相手と内容を見つけます。
Steven Wong営業は「来週、お客様へサンプルを見せたい」、開発は「設計書が届けば始められる」、デザインは「提出期限を聞いていない」。たとえば、こんな状態なら、全員に進捗を聞いても、それぞれの待ち時間が分かるだけで終わるかもしれません。
次に進めるために、作業の開始条件を一続きにします。ホワイトボードや手元のメモでも、次の整理はできます。
成果物から、手前の条件へ戻る
まず、最後に必要な成果物を具体的にします。この例なら「お客様が確認するサンプル」です。完成品を求めているのか、見た目だけを確認したいのかで、必要な準備は変わります。
次に、その成果物を受け取る人から順に、手前の仕事をたどります。
| 受け渡すもの | 始めるために必要な確認 |
|---|---|
| お客様に見せるサンプル | 確認したい範囲と提示日 |
| 開発へ渡す設計書 | 必要な項目と受領日 |
| デザインへの依頼 | 対象範囲と優先順位 |
各行を担当者の推測だけで埋めないことが大切です。依頼メールや合意した記録を参照し、不明な条件は「未確認」と残します。
最初の質問を、動けない理由に合わせる
この例で顧客の確認範囲が未定なら、設計書の提出を催促しても作り直しが起きかねません。まず営業担当者と、今回どこまで見せる必要があるかを確かめます。範囲が決まれば、デザインと開発が、それぞれ必要な作業と日程を相談できます。
そのうえで、各受け渡しに「渡す人」「受け取る人」「完了を判断する条件」を置きます。「設計書を送った」と「開発に必要な情報がそろった」には差があるため、受け取り側の確認も必要です。
順序が決まっても、一人に全部を任せる必要はありません。範囲の確認を待つ間に進められる準備は分け、決定が必要な部分だけを保留にできます。
最後に、いつまでに確認できなければ予定を見直すかを決めます。未確定のまま期限だけが近づく状態を避けるためです。
この例の最初の一手は、お客様に見せる範囲を営業担当者と確かめることです。その回答を受けて、必要な設計と日程をそろえる。誰を急かすかを考える前に、何が決まれば次の人が動けるかが見えてきます。